鼻毛

コンビニバイト中に赤鬼店長の鼻毛が飛び出してファミチキがチキチキボーンした話

コンビニバイト中に赤鬼店長の鼻毛が飛び出してファミチキがチキチキボーンした話

僕は照英。

商業高校に通う17歳。

趣味はカメラと絵を描くこと。

ごく普通の高校生だ。

小学校時代から神童と呼ばれることもなく、普通に育ってきた。

4人兄弟の長男で、家はあまり裕福ではないので、お小遣い分くらいは自分で稼ごうとアルバイトをすることにした。

ファミレス、ファストフード店、新聞配達など、高校生ができるアルバイトはたくさんあるが、僕はその中でもコンビニを選んだ。

家から一番近いという安易な理由だけど。

そのコンビニでの面接で出会ったのが、店長の吉田さんだ。

まぁ一言で言うと「赤鬼」だ。

顔がイカツイ上に肌が弱いらしく、いつも赤ら顔で益々怖さが倍増している。

体育会系で声も大きく、初対面の人を萎縮させることにおいては日本でも5本の指に入るだろう。

今どきヤクザの大親分でももう少し人道的な外見をしていると思うが、吉田店長は子供が見たらチビるレベルだ。

細かいことが大嫌い、常に大雑把。

それでいて他人の細かいところに気がつき怒り出す。

質の悪い赤鬼だ。

面接では「怖い店長だなぁ」と思ったが、家から一番近くて通いやすいので早速翌日から働くことになった。

アルバイト初日

僕が働くのは夕方からなのだが、初日は説明などあるので1時間ほど早く出勤。

赤鬼の紹介で他のアルバイトメンバーに挨拶をした。

そして小山さんに付いて仕事を教わることになった。

小山さんは29歳のフリーターでアルバイト歴10年というこの店の古株らしい。

雑用なら店長よりも詳しいという噂だ。

まずは商品の品出しから教わった。

商品を補充しつつ綺麗に並べる小山さんの手際は凄かった。

僕もやってみたが、小山さんの半分くらいの速度でしかできない。

ベテランの技は違うなぁと思った。

そして緊張する接客。

まずは小山さんの後ろでしばらく見学することになった。

商品のバーコードを読み取り、お金をもらい、お釣りを渡し、商品を袋に詰める。

言葉で言うと簡単だが、お客さんはロボットではなく人間だ。

誰一人として同じ人はいないので、接客は臨機応変に対応するスキルが求められる。

アルバイト初日の最後に僕も接客してみることになった。

後ろで小山さんが控えていてくれる。

早速お客さんだ。

30代くらいのサラリーマン風の男性だ。

仕事の途中なのか、仕事が終わって帰りなのかはわからない。

だが、夕方なのでくたびれた顔をしている。

スーツは明らかに安物でたぶんユニクロだろう。

腕時計はG-SHOCKでたぶん大学生の時から付けてると思われる年代物だ。

左手薬指に指輪はしていないので独身と思われる。

医療従事者だと仕事中に指輪は出来ないので、指輪の有無だけでは判断しづらいが、この男性は革靴のソールがかなりすり減っているので営業などの仕事だろう。

購入する商品を見ると、

  • あんぱん2個
  • 牛乳500mlパック2個
  • 缶コーヒー2個
  • ガム2個

張り込み中の刑事か!

駐車場をみると強面のおじさんが助手席に座ってる車がある。

本当に刑事さんなのかもしれない。

そう思ったらドキドキしてきた。

僕の悪事がバレて逮捕に来たのかもしれない。

3年前の夏、冷蔵庫にあったお姉ちゃんのプリンを勝手に食べたことかな。。

それとも学校の宿題をやるのを忘れたのに、やったけど持ってくるのを忘れたと先生に嘘をついたことかな。。

昨日家の前に落ちてた10円玉を自分の財布にしまったことかな。。

自分の過去の悪事が頭をよぎる。

動悸が激しくなってきて、汗も急に吹き出してきた。

刑事(仮)はお客さんなので、いらっしゃいませと言わなければ。。

勇気を振り絞り僕は声を出した。

「ひらっしゃいませ!」

しまった、声が裏返ってしまった。

余計怪しまれてしまったかな?

いつ警察手帳を見せられるのかと冷や冷やするがなかなかその素振りを見せない。

他に待ってるお客さんもいるので早くバーコードを読み取らないと。

ピッ、ピッ。

とバーコードを読み取りながら1つ1つ金額を読み上げる。

どうしても緊張して声が裏返ってしまう。

合計金額を伝えると、刑事(仮)はポケットからお金を取り出し、しわくちゃの千円札を1枚置いた。

やっぱり刑事さんだ!と僕は確信した。

だって刑事さんってお金は裸でポケットに入れるよね。

お釣りを渡そうとしたら手錠を掛けられるんじゃないかとビクビクしながら震える手でお釣りを渡した。

そのまま刑事?は帰っていった。

良かった。僕はまだ捕まらない…!

そんな事件が起きつつも僕のアルバイト初日は無事に終わった。

帰り際に赤鬼店長が出てきて「ご苦労さん」って言ってくれたのが嬉しかった。

よし、明日もがんばるぞ~。

運命の日

あれから1ヶ月、僕はだいぶアルバイトに慣れてきた。

忙しいときは忙しいが、たまにふと暇になる瞬間があり、そんなときは棚の整理をしている。

運命の日は突然やってきた。

僕がカップラーメンの棚を整理していると、ふとレジから「すいませーん」と呼ぶ声が。

しまった、お客さんが入ってきたのに気が付かなかった…。

僕は急いでレジにまわり「お待たせしました!」とそのお客さんの顔を見た瞬間、

「ぶふっ!!」

と吹き出してしまったのだ。

ヤバい!

慌てて「いらっしゃいませ!」と誤魔化したが、たぶんお客さんに聞こえてしまっただろう。

僕は「失敗した…!」と思ったが、それは仕方がない話だった。

だってそのお客さん、両方の鼻からごっそりと大量の鼻毛が出ていたのだから…!

鼻毛が出ているというよりも、鼻毛の上に鼻が乗っているというくらい、大量に出ている鼻毛。

こんな鼻毛は初めて見た。

笑いを必死で堪えているので手が震える。

値段を読み上げる声も震える。

なんてこった。

これではお客さんに失礼だ。

おそるおそるお客さんの顔を伺うと…顔を真っ赤にして怒っている!

ヤバい…。

この顔色は赤鬼店長にそっくりだ…。

早く接客を終えないとまた吹き出してしまう。

急いでバーコードを読み取るが、こんな時に限って細かいものをたくさん購入しようとしているので、なかなか終わらない。

震える手と震える声で対応していると、

「お~兄貴!いらっしゃい!」

なんと赤鬼店長が登場した。

「あ、あにき…?」

最悪なことに、この鼻毛さんは赤鬼店長のお兄さんだったのだ。

頭が真っ白になった。

なんでこんなことになったのだろう。

アルバイト始めて1ヶ月、ようやく慣れてきたっていうのに。

鼻毛のせいで大変なことになってしまった。

鼻毛といえば、僕は鼻毛のお手入れはいつも完璧にしている。

一般的に鼻毛の処理といえば、鼻毛カッターやミニバサミだと思う。

でも僕はそういったものは一切使用しない。

僕が愛用しているのは、「サボテンノーズワックス」。

脱毛のブラジリアンワックスって有名だと思うけど、このサボテンノーズワックスはブラジリアンワックスの鼻毛版だ。

使い方は簡単。

専用のワックスを専用の容器に入れて電子レンジでチン。

ワックスが溶けたら専用のスティックの先端につけて冷めたら鼻に突っ込むだけ。

1分たってワックスが固まったら一気に引き抜く!

痛みはあるけど、ほんの一瞬だから慣れたら全然大丈夫だ。

でも鼻の奥のほこりをキャッチする最低限必要な鼻毛は残したまま、入り口付近の気になる鼻毛だけ脱毛できるというスグレモノ。

サボテンノーズワックスは公式サイトから購入すると10回分で1800円。

でも送料が600円かかってしまう。

だから僕はいつもお得な買い方をしている。

サボテンノーズワックスの「10回分セット」1800円と「リピートセット12回分」の1400円を一緒に購入すると、3200円になる。

2000円以上で送料無料になるから、1回分に換算すると約145円で鼻毛のお手入れができる計算になるってわけ。

下記のおすすめレビューで詳しく紹介しているからご覧いただきたい。

アルバイトをクビになった

僕は今はガソリンスタンドでアルバイトをしている。

コンビニよりも時給が高くて仕事内容は簡単なので、とても楽に稼ぐことができている。

赤鬼店長のコンビニのアルバイト話の結末を知りたい?

では時を戻そう。

赤鬼店長のお兄さんがお客として来店し、僕が接客したが鼻毛が飛び出ているのを見て吹き出してしまい、お兄さんが顔を真っ赤にしているところに赤鬼店長が登場し、それがお兄さんだと発覚したその日。

僕はその日のシフト終わりに赤鬼店長に呼び出された。

案の定、お兄さんのことだった。

こんこんと説教されたあと、怒りの収まらない赤鬼店長から「もう明日から来なくて良いよ」と言われたしまったのだ。

僕は初のアルバイトを1ヶ月でクビになってしまいショックを受けていた。

先輩の小山さんも僕を慰めてくれていたが、全然頭に入ってこず、そのまま失意の中で家に帰った。

アルバイト代はきちんと翌月振り込まれていた。

鼻毛を笑うものは鼻毛に泣く、といったことわざがあったようななかったような気がするが、鼻毛のお手入れは大事だなとあらためて思った。

サボテンノーズワックスできちんとお手入れしよう、と心に誓ったのだった。