鼻毛

クラスのアイドルに鼻毛!?大ピンチ!!の巻

僕は正太郎。

和歌山県の私立高校に通う16歳の高校1年生だ。

新型コロナウイルス感染症の影響で入学式はオンライン、初登校は5月末だった。

僕は中学の頃から物書きに憧れていて、将来は小説家になりたいと思い、ここらでは有名な文芸部があるこの学校を選んだ。

でもそのおかげで家からは少し遠いので、クラスメートは知っている人は一人もいなかった。

元来の引っ込み思案な正確もあって、7月になっても友達は一人もできず(登校が週3日だったので皆と顔を合わせる機会が少なかったのもあるが)、いつの間にかクラスの中ではいわゆる「ぼっち組」のメンバーになってしまった。

しかも最初の自己紹介で小説家を目指していることを皆の前で発表したところ、クラスのヤンチャな奴らから目をつけられてしまい、事あるごとにからかわれるようになってしまった。

でもそんなことは気にせず、授業が終わると文芸部の部室に通い、本棚の様々な本を読んだり、物書きになるための本などを読み漁ったりと充実した高校生活を送っていた。

文芸部のメンバーを紹介しようと思う。

部長:早乙女さん

超絶美人の女性部長が早乙女先輩だ。腰まで伸ばしたストレートヘアー、長身ですらっとした体型、端正な顔立ち、僕は生まれてこの方こんな美人に出会ったことはなかった。

しかもとても品が良く、誰にでも優しく、頭も良い、パーフェクトヒューマンだ。

早乙女先輩の書いた短編小説を何作か読ませてもらったが、すごい文章力で驚いた。

風景描写が独特な言い回しで、今までに無い表現だった。

言葉遊びも多く、良く練られた文章であることがすぐにわかった。

僕もこんな小説がかけるようになりたい!と思い、入部早々に早乙女先輩ファンになってしまった。

副部長:権田さん

権田先輩は見た目は完全にゴリラだが、いかつい見た目に反してとても繊細な文章を書く。

男性なのに女性心理(僕は男なので完全に想像の世界だが、、)を描くのがうまく、得意なジャンルは恋愛小説だ。

校内にも女性ファンが多いという噂を聞いたことがある。

まわりには内緒だが、権田先輩には彼女がいることを僕は知っている。

以前、放課後に市内のマクドナルドに立ち寄った時に、デート中の権田先輩とばったり会ったのだ。

先輩は僕に気がつくと、顔を真っ赤にして照れて、このことは周りには言わないでくれとお願いされた。

先輩の彼女はとても小柄で小動物みたいな女性だった。

実は同級生で同じクラスらしいのだが、権田先輩は照れ屋なのでまわりには黙って付き合っているらしい。

正直羨ましくてバラしてしまいたかったが、権田先輩のために僕は口外せずに今に至っている。

2年:勅使河原さん

唯一の2年生である勅使河原先輩は、一言で言うと「変人」だ。

会話は2往復していることを見たことがなく、だいたい1往復で終わってしまう。

見た目も奇抜で、髪の毛はヘアスプレーでガチガチに固めて逆だっているし、肌は白いのに目の下の隈がすごいのでゾンビみたいな顔をしている。

でも実は勅使河原先輩はすでにプロの小説家として活動していて、書籍も数冊出しているのだ。

いわゆる高校生小説家だ。

高校1年生の時に応募したコンテストで優勝をして作家デビューしたらしい。

さすが名門の文芸部。

そんな先輩たちに憧れて今年は1年生は9人も入部していた。

これまでの文芸部の中で最大人数らしい。

やはり勅使河原先輩の影響が大きいのだろう。

僕も作家デビューを夢見ている1人だ。

運命の日

それはしばらく雨が続いて、久しぶりにカラッと良く晴れた日だった。

学校に登校中、クラスのアイドル絵梨花ちゃんが前を歩いているのが見えた。

絵梨花ちゃんは高校生向けのファッション誌の読者モデルをやっていて、学年で1番美人で有名なアイドル的存在だ。

クラスの男子全員を虜にしていて、何を隠そう僕もその一人だ。

朝から絵梨花ちゃんに会えるなんて今日は良い日だなぁと思って目で追っていると、絵梨花ちゃんの取り巻きたちが彼女の周りに寄ってきた。

取り巻き女子A〜Eの5人衆はアイドルに気に入られてクラスのカースト上位に位置どっているつもりなのだろう。

いつものように絵梨花ちゃんをヨイショしている。

「絵梨花ちゃん、今日の髪型かわいいね〜」

「絵梨花ちゃん、今日のメイクかわいいね〜」

「絵梨花ちゃん、今日も笑顔が素敵ね〜」

怖いくらい絵梨花ちゃんを褒めているが、当の本人は嫌がる様子もなく、自然な笑顔で対応している。

絵梨花ちゃんは可愛いのに性格も良く、非の打ち所がない。

周りの男子も絵梨花ちゃんに挨拶をしている。

僕も絵梨花ちゃんに声をかけた。

「絵梨花ちゃん、おはよう〜」

「おはよう正太郎くん♪」

なんと僕に音符付きで挨拶を返してくれた!

普通ないよね、音符がついた挨拶なんて!

音符がつくなんて、今日はなんて良い日だ!

音符とは

音楽の個々の音を書き表すために用いる記号で、形によって音の相対的な長さを、譜表上の位置によって音高を示す。俗に「おたまじゃくし」と呼ばれる。

そんな音符に気を取られていた僕は、絵梨花ちゃんの顔をもう一度見た時に目を疑った…!

なんとクラスのアイドルの神々しいお鼻の穴から「鼻毛」が1本飛び出ているのだ!!!

@ジョジョの奇妙な冒険

何ということでしょう…。

まさか鼻毛が絵梨花ちゃんの鼻から出ているなんて!

そもそも絵梨花ちゃんに鼻毛が生えているなんて!

いや、何かの間違いかも…。

目を逸してしまったが、なにかの影だったのかもしれない。

もう一度、絵梨花ちゃんの鼻の穴を見てみよう…。

…。

鼻毛が1本…ある…。

チクショー!!

@ドラゴンボール

こんなことがあって良いはずはない!!

絵梨花ちゃんが鼻毛を出しているなんて!!

うそだ!!

話は変わるが、僕は鼻毛のお手入れは完璧だ。

毎日お手入れをしている?そんなことはしていない。

僕は月にたった1回だけ鼻毛のお手入れをしている。

でも鼻毛が1回も出ていたことはないと自負している。

その秘密は「サボテンノーズワックス」だ。

サボテンノーズワックス」はいわゆる「ブラジリアンワックス」の一種で、鼻毛専用の脱毛ワックスだ。

一般的に鼻毛のお手入れというと、鼻毛切りバサミや鼻毛カッターをイメージする人が多いと思う。

でも鼻毛切りバサミや鼻毛カッターだと、短い鼻毛がどうしても残ってしまうので、チクチクしてしまう。

また内側の入り組んだところがうまく切れないので、切残しがどうしても出てしまう。

そんなとき、サボテンノーズワックスなら、鼻毛を一網打尽にできるのだ。

使い方は簡単誰でもできる。

まずはサボテンノーズワックスの錠剤を専用カップに入れて電子レンジで温めて溶かす。

専用のスティックの先端を溶けたワックスに絡める。

少し冷まして固まりきらないうちに両方の鼻の穴へ突っ込む。

しばらく放置して後は一思いに引き抜くだけ。

写真は恐ろしくてお見せできないが、ものすごい綺麗に鼻毛が抜ける。

その鼻毛の見た目が「サボテン」に似ていることから「サボテンノーズワックス」という名前になったらしい。

その話にも納得ができる。

サボテンノーズワックスのメリットは、鼻毛が綺麗に抜けるだけではない。

ホホバオイル、ミネラルオイルなどの保湿成分配合だから、脱毛後の肌も守ってくれるので、鼻の穴にも優しい。

さらに使い続けることで鼻毛がだんだんと薄くなっていくらしい。

使えば使うほど鼻毛が目立たなくなるのでこれはもうメリットしかない。

サボテンノーズワックス、おすすめです。

下の記事で詳しくご紹介しているので是非ご覧いただきたい。

鼻毛とは

さて時を戻そう。

クラスのマドンナ絵梨花ちゃんの鼻の穴から鼻毛が1本出ていることに気がついた、僕、正太郎。

幸いまだ他の誰も気がついていない。

絵梨花ちゃんを守らなきゃ!

この後、咄嗟に僕がとった行動は、いま思い返してみてもグッジョブだったと思う。

僕はたまたま持っていた花柄の可愛いマスクを手に持ち、絵梨花ちゃんに声をかけたのだ。

「絵梨花ちゃん、昨日たまたま可愛いマスクを見つけて、これ絵梨花ちゃんに似合うんじゃないかなーと思ったからプレゼントするよ!」

いきなりこんなことを言われて普通は引くかもしれない。

実際取り巻き女子A〜Eたちはドン引きしている。

いいや、そんなことよりも絵梨花ちゃんの鼻毛を守らなくては…!

僕は変な使命感でまわりの目を気にせず絵梨花ちゃんをまっすぐ見つめて返事を待っていた。

「わ〜かわいい!ありがとう正太郎くん♪」

…また音符をもらってしまった。

…音符をありがとう。

絵梨花ちゃんは早速僕があげたマスクをつけてくれた。

とても気に入ってくれたようだ。

よし、これで鼻毛を隠せる…!

僕は人知れずにアイドルの命を守ったのだ。

絵梨花ちゃんは再度お礼を言って歩いていった。

鼻毛グッバイ…グッバイ鼻毛…。

その後

今朝はクラスのアイドル絵梨花ちゃんの鼻毛をマスクで隠すというファインプレーが出来たが、根本的な解決にはなっていないことに僕は気がついている。

鼻毛を処理しないとまた明日も絵梨花ちゃんは鼻毛を出すだろう。

僕は毎日持ち歩いている「サボテンノーズワックス」を絵梨花ちゃんに渡そうと思っていた。

でもみんなの前で「サボテンノーズワックス」を渡すのは、絵梨花ちゃんに鼻毛が生えるということがまわりにバレてしまう。

そんなことは避けなければならない。

僕は一所懸命考えた末に、絵梨花ちゃんの靴箱にこっそりと入れておくことを思いついて実行した。

靴箱の陰に隠れて絵梨花ちゃんの帰りを待つ僕。

…絵梨花ちゃんが来た!

運の良いことに絵梨花ちゃんは一人だった。

靴箱をあける絵梨花ちゃん。

中に入っていたリボン付きの箱に驚いたが、喜んでくれていたようだ。

絵梨花ちゃんはそのまま手に持って帰ってくれた。

これで今夜は良く眠れそうだ。